詩人:そほと
その薫りを握り込んだ蕾の小ささ 堅さそれが私の初恋なのだと言ったら迷惑だろうか人皆寝静まったこんな時間前に立ち尽くされては迷惑だろうか月の蒼い光に今にも浮遊しそうな沈丁花を前にして私はこのまま地蔵になりたい