詩人:猫の影
「もうこんな暗い光の中はうんざりだ。」
君は世界から目を背け
重そうで軽い腰を上げた。
ねぇ君は
どうしょうもなく自分が弱いのに
まだきづいてないね
君がカッコイイと思って掲げた旗は
もう泥だらけのUSEDだぜ
もうそれは
意味をなさないただのワッペン
さぁ後ろを振り返れ
侮蔑のまなざし注がれてる
さぁ前を見ろ
そこは愚か者の世界
さぁ君は
いったいこれからどう歩いていく?
支えのない足元はまるで赤ん坊で
生き生きするはずの瞳は輝き失い
灰色です………。
いまさら泣き出してももう遅い。