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詩人:まとりょ〜鹿
彼にフラれた後の2年間もの時間も
大切な親友を失った虚無感も
僕には巧くは言えないけれど
きっと素敵な経験なんじゃない?
たかが十数年間と端数分を足したような数じゃ
人生観ってものは少ないけど
あのね、また君に巧くは言えないけれども
その古傷をかばったままじゃ
外に出ることも難しいんじゃない?
その傷は本当は完治してきている筈なのに
今の痛みは君が作り出した幻なんじゃない?
まだ山の真下
だけど常に真上を目指して
たくさん転がったり擦りむいたりしてゆくんだよ。
いつか君も
そして僕も
あの時が正しかったと胸を張って言えたら
本当に幸せなんじゃないんかな?