詩人:慎也
他人が説いた人生なんて、しがらみ、しがらみ、しがらみ、ばかりだ。君がどれだけ若くてもその悩みの深淵を僕は知ったふりをするだけだ。ただ、若いだけで親身、なんて簡単に言うなってもんだ。幾千の方法論を身に付けた自信にほんとうの価値があるかってもんだ。その悩みの深淵に君が感じた光こそ、尊い。勇気を与えるなんて、目線が上からで、所詮は青春を建前に、清濁合わせた孤独の表層の弧の総てをナメた目線。やはり僕は知ったかぶりだ。