詩人:理恵
無理矢理這い蹲った真夜中にサンサンとシャワーの音がする屋根から滴る水はバケツを叩いて不規則な鼓動を鳴らしていたいつかの夜みたいだあれは桜の散りゆく頃一つ命が去ったことを知って無自覚に暗闇を見つめていた日ズキン、ズキンと頭が痛むまだ私は拗ねるつもりか過去に戻れやしないのにサンサンとシャワーは降る眠る街に絶え間なく明日は何も知らないふりしてからりと晴れた空を迎える準備をしてる2021.2.2