詩人:安曇
眩暈が起こりそうな
陽炎の中で
ぽつりと見える黒い影
ゆらゆら
燃えてるような街並
眩暈に耐えて
想いを馳せて
あの街の向こうには
君がいる
近いようで遠い街
まるで
つかめそうな雲を追い掛けているよう
逢いたくて、逢いたくて
少しで良いの
君の優しい温度に触れたいよ
泣きたいよ
僕が泣けるのはさ、君の前だけ
ねえ
いつもみたいに頭をなでてくしゃって笑ってよ
眩暈が起こりそうな
陽炎の中で
ぽつりと見える黒い影
気が付いたら
陽炎の中で
僕らは手をつないでいたんだ
そう、ずっと
2005/11/11 (Fri)