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安曇の部屋


[146] 陽炎
詩人:安曇 [投票][得票][編集]

眩暈が起こりそうな

陽炎の中で

ぽつりと見える黒い影


ゆらゆら

燃えてるような街並


眩暈に耐えて

想いを馳せて


あの街の向こうには
君がいる


近いようで遠い街


まるで

つかめそうな雲を追い掛けているよう




逢いたくて、逢いたくて

少しで良いの

君の優しい温度に触れたいよ


泣きたいよ

僕が泣けるのはさ、君の前だけ

ねえ

いつもみたいに頭をなでてくしゃって笑ってよ




眩暈が起こりそうな

陽炎の中で

ぽつりと見える黒い影




気が付いたら

陽炎の中で

僕らは手をつないでいたんだ


そう、ずっと

2005/11/11 (Fri)

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