詩人:ℒisa
あの日私はあなたの
残酷な言葉に恋をしたんだよ
いつの日かそれを
恋しく想わなくなったのは
よほど私の方こそ冷酷になっていたから
あの頃の私はあなたを
疑っていた
まだ二人の間の絆など
愛では無い事を知ってた
だけどなにより一番あなたを信じたかった
それが愛じゃない事を
あなたが気づく日が
一日でも遅くにやって来てくれる事を願った
私は神様も信じていた
あなたと巡り逢わせて下さった運命に感謝した
空に輝く星にさえ願った
赤い糸のあるはずない感触にさえ微笑んだ
だけどある日あなたは気付いた
その絆は愛では無いんだって
いや、あなたは始めから知っていたんだから気付いたのは私の方だった
無邪気だった
私は
可哀想なほど
人は裏切る
違う
人は過ちを犯す