詩人:大示
あなたの創った壁が空まで続いているなんて誰が予想しただろうそれを見上げて太陽が滲むなんて予想外だったよ雨が壁を濡らすけれどそれくらいで崩れるわけもなく僕の頬を流れるけれどその水は哀しいかな雨ではなくてずぶ濡れの、冷たいそこに手をついて口付けあぁ、味気無いキス僕が君にとって害ならばこんな壁だけじゃ否定にならないよ風化するまで朽ちるまで僕は待ち続けるよ拒絶でもいい確かな君の言葉を僕に投げてくれ