詩人:清彦
沈んでいたはずの太陽が再び空を
込み上げてくる歓びで満たすように
やっぱり、何度でも
僕は生まれ変わるんだよなぁ
雲は自由自在に見えて
実は風と追いかけっこ
街はきらびやかに光って
毎日がお祭り騒ぎ
当たり前のように流れ流れる
人も時間も音楽も
移り行くグラデーションの模様
なんだ!
僕たちも雲と同じじゃないか
初めっから違っていた解答
この世は悲劇なんかじゃない
ひまわりがまた
太陽を見つめているよ
何度だって何度だって
僕は何処にでも行ける
随分と片付いた部屋の端で
あの日のぬいぐるみニッコリ
いつまでも変わらない
純粋な歓びそれ自体が
僕の世界を満たしていく