詩人:大蛇
降り頻る雨とか、伝染したように左の腕の平行線は増えて行った。力強く腕に『K』と掘って涙を流して煙草を口にした。虚ろな目を左右揺らしてしがみつく力弱くそれを直視できたあたし。冷ややかになった体は痩せて、見る影もなく。あの時笑顔等見れないかも知れないと胸を疑った。