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詩人:鶉ック カロメリック
みたいものが
あるという
そんな欲求が
詩をつくらす
あぶなっかしい
魅力の人が
ひとりふたり
いることで
詩ができる
ああこの人に
知ってもらいたいなと
思ったら
僕は
まるで浮気
清廉な火遊び
裸いじょうの
はだかのことばを
のぞきみて
やっているなら
詩は
きれいなもんじゃないよな
その人のまんまだもんな
1000あるそれらのなかの
1つ2つほどにこころひかれ
執着し
たのしみ
なるほど僕は
好き
だったのか
ただの
おっさんだったのだ
いくらかっこつけても
おっさんだったのだ