詩人:soRa
新しい朝の行方を探すために閉じた瞳は
ただ巨大な闇の中へと吸い込まれるだけだった
うまく眠ることが出来ない
幾度となく大声で叫んでみたけど
いとも簡単に弾かれてしまうから
虫唾が走るほどの優しい争いの言葉に
感情すら奪われて行ってしまう
自分の中にいる敵は
いつも優しく微笑んでいるから
向き合うことをつい忘れてしまうけど
いつもと変わらぬ寂しい朝を向かえても
不様に過ぎていく一日の終わりに
また新しい朝を探しているんだ
だからうまく眠ることが出来なくて
2003/03/08 (Sat)