詩人:もふぅ
後ろ姿を追いかけてしまいたい衝動に駆られる。
走りだした君を振り向かせたくて…。
強く吹いた風。
瞬きをしそうになる眼を必死に開けて
最後の君の姿を眼に焼き付ける。
君の話したこと今になってやっと理解できる。
あの時の濁った音が今でも耳から離れない。
一方通行の道でも君なら駆け抜けられるよね。
僕が心配してることなんて君にとったら小さいことなんだよね。
簡単な言葉を難しい言葉に変えようとして、
わざと理解できなくしていたのかな。
歌える歌も歌わずに、
後悔するのは僕なんだってやっと今気付いたよ。
君がいなくなった今は、
僕が出来ることをやっていこうって思うんだ。
だから君は安心してゆっくり休んで。