詩人:黒神仁
青き鳥は気付けば飛んでいたんだ。青き鳥は永き年月をかけ飛んでいた。青き鳥は遂にこの空の終わりに着いた。前にはもはや何もない。この先にはまだ先があるのだろうか。それともこの体がもう使えなくなっただけなのか。その目には何も映らない。ただ空虚だけが。そしてやがて青き鳥は、