詩人:凜一
ある日幼い私の手を引いてお豆腐屋さんにいった母くずれないお豆腐があればいいのにある日幼い私を抱いて食器屋さんにいった母割れない陶器があればいいのに閉園時間のない遊園地となくならないシャープペンの芯と覚めない夢があればいいのに夕方になっても遊び足りない子どもの様に恋人と離れたくない少女の様に母は終わらない何かをずっと探していた