詩人:RAN
ドアが開いて
気が付くとあの人が居た
目が合ったような気がしたけど
すぐにそらした
臆病な私はその頃からもう
怯えていたんだ
躊躇している内に
運も逃げていくこと
知らなかったわけじゃない
ただ
あの人の視線が怖かった
だけど
私たちの始まりは
そこからだった
終わりさえ予測出来ずに
藻掻いた恋愛
道を作るのは私自身だと
知りながらも彷徨った
意味のないようで
深い始まり
不安でしょうがなかったけど
傍に居てくれたから
愛してしまったから
私はここまで来た
2008/01/21 (Mon)