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[119462] 濫觴

詩人:RAN

ドアが開いて
気が付くとあの人が居た

目が合ったような気がしたけど
すぐにそらした

臆病な私はその頃からもう
怯えていたんだ

躊躇している内に
運も逃げていくこと
知らなかったわけじゃない

ただ
あの人の視線が怖かった

だけど
私たちの始まりは
そこからだった

終わりさえ予測出来ずに
藻掻いた恋愛

道を作るのは私自身だと
知りながらも彷徨った

意味のないようで
深い始まり
不安でしょうがなかったけど
傍に居てくれたから
愛してしまったから
私はここまで来た

2008/01/21 (Mon)
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