詩人:浮浪霊
濃霧警報発令不気味な霧が街街を包む得体の知れない化け物どもが皆を次々と食らってくよく分からないUMAに頭から食われてしまうんだだからあたし達は窓を閉めきり、鍵を掛け、換気扇を止めカーテンを引き照明を落すさあ、あとは一家で押し入れに縮こまりガタガタ震えるだけだ勿論こんなのぜんぶ気休めだってことくらい分かってるけどお隣りの川碕さんが家ごと根こそぎにされたことだって憶えているけれどでも出来ることもせずに死んでいくのだけは嫌だから