詩人:山鳩
時は止まり明日もない色もなく音もなく錆びた針は身じろぎもせずあの日の時を指したままこころの拠所を無くし悲しみだけが置き去りに失われた時は戻らず私のこころ動かない蝉の抜殻のようにただ一点をみつめる