詩人:あとりえ
文学座の星座から
降る雪
雨雑じり
その冷たさは逆に暖かい
そんな幻想曲さえ
感じさせ
文学星座から降る物語
その様々なカケラ
与え残しながら
その波紋
余韻
しゃらん響きながら
降って消えたよな夜
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まだ寒くない海辺で
無邪気にタクト
取り合った僕ら
何伝え逢い
冬の海辺のタクトなら
また違う
振り方をするだろか
あのタクトを
取り合うように
崖っぷちの飛沫
掻き消す
漁火の果て覧た幻想曲のよな
展開から
ひたすら逃げる
平凡な幸せ求める
僕たちの
詩のカケラ
2010/12/16 (Thu)