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[31084] 死ぬほどに憧れた

詩人:哀華

肺から出た物が
宙を浮遊して
口を塞いでいた

私は責め立てて
無意識の中
もっと奥へと
なじっていた

この先
始まるものが
在り来たりすぎて
嗚咽を覚える

頭にきて
蹴り倒したドア

床のない部屋
その下は
落ちても
落ちても
たどり着けぬ空虚

どこをどう歩いて
どこをどう直せば

凛と強く立ち続け
られるのだろう

死にたいくらいに
憧れた普通の毎日
これがそうなのか

だとしたら
やはり私に
居場所はないよ

2005/04/01 (Fri)
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