詩人:哀華
肺から出た物が宙を浮遊して口を塞いでいた私は責め立てて無意識の中もっと奥へとなじっていたこの先始まるものが在り来たりすぎて嗚咽を覚える頭にきて蹴り倒したドア床のない部屋その下は落ちても落ちてもたどり着けぬ空虚どこをどう歩いてどこをどう直せば凛と強く立ち続けられるのだろう死にたいくらいに憧れた普通の毎日これがそうなのかだとしたらやはり私に居場所はないよ