詩人:甘味亭 真朱麻呂
いらだってばかりいたんじゃ
何ひとつ見えてはこないんだ
難しいことばかり僕は抱えてる
そんな事が最近多くてなんだか悲しいのさ
穏やかな日差しと
ゆるやかな坂道
君と上りたい
なんでもないような
素晴らしい午後に
連れて行って
僕が認めるあの国へ
行きたいから
ねえこの手を引っ張って
いつだって
僕は君がいないんじゃ
暇だから
退屈だから
死んでるのと変わらないから
僕のそんな憂うつな気分を晴らしてくれ
この部屋のドアを開けて来てくれよ
待ってるから。