詩人:安曇
小さい頃はあの雲の上
優しい世界が広がってると思ってた
お気に入りの土手
たまに来るのよ
私の友達の大きな木に
寄り掛かってぼーっと過ごすの
木漏れ日が優しい
私を包み込む
穏やかな心になるの
ずっと暖かいこの木は
いつも私を元気づけてくれる
無くしたものが
何だったのか今の私には
わからなくて
涙流した事もたくさんある
バカだったけど一生懸命で
虚しさに囲まれ
涙も枯れそうな悲しさに飲み込まれそうになったら
またおいで
そう言ってるような
あの大きな木
あの大きな木のように
誰かを包めるようになりたいと思った
夕日に染まった休日