詩人:黒夢
まるでこの想いは星の様だ。
人の目に届くまで
気の遠くなるような年月を待ち続ける。
この想いも
僕の決意が固まるまで待ち続けていただろう。
寿命を迎えた星は
最期に一番の輝きを遺して死んでいく。
この想いも
輝かせてあげたかった。
諦めの悪い僕の所為で
最期の輝きを遺せずに
今も僕の中で曖昧に光っている。
流れ星の様になれたらよかったのに。
永い永い輝きなんて要らないから
一瞬で消えてしまって。
流れ星の様になれたらよかったのに。
一瞬で消えてしまうから
淡い期待を抱くこともない。
まるでこの想いは星の様だ。
輝く事を願いながら
終焉を願っている。