詩人:EASY
部屋干しの洗濯物は
丁度よい芳香剤
この部屋は世界の争いを
まるで知らない異次元だ
茶トラの猫は今日の日も
明日を無視して歩いてる
昨日食べたマグロの味を
尻尾を立てて探してる
県境を繋いでる
錆び付いたこの橋を
眺め過ぎている僕は
踊っている少女を見つけ
安定剤に仕立ててる
冬の川に浮かぶ鳥たちが
寒さをいっそう引き立てて
幼い時の想い出の
味を一層引き立てる
繋がりあってしまうのは
別に僕のせいじゃない
君が眺めた夜空なら
僕も眺めているだけだ
2022/02/14 (Mon)