詩人:清彦
意味もなく、あてもなく
真理もなく、もはや
求めることさえ無き
漂う海月よ
海の流れに逆らわず
ぼんやりと輝く神秘
君は謎に満ちている
君は私の憧れだ
例えるなら君は
風や雲や火のようだ
善も悪もきっと無い
有るのは恐らく事実のみだ
つまりなにも望まない
なにも望まないものに
私はどうして憧れをもって
君のようになりたいと
そう思うことが出来るだろう
月は太陽ではないように
望まぬ事は憧れではないのだから
だけど本当は君も私と同じで
私も迷い、漂う現象に過ぎない
すべてはそうであって
またことごとくそうではない
これ以上は言葉遊びの域をでない
私はこれを書くことをやめて
人生を謳歌するとしよう
海月よ、さようなら