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清彦の部屋


[153] 名も無き海月
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意味もなく、あてもなく

真理もなく、もはや

求めることさえ無き

漂う海月よ


海の流れに逆らわず

ぼんやりと輝く神秘

君は謎に満ちている

君は私の憧れだ


例えるなら君は

風や雲や火のようだ

善も悪もきっと無い

有るのは恐らく事実のみだ

つまりなにも望まない


なにも望まないものに

私はどうして憧れをもって

君のようになりたいと

そう思うことが出来るだろう


月は太陽ではないように

望まぬ事は憧れではないのだから



だけど本当は君も私と同じで

私も迷い、漂う現象に過ぎない

すべてはそうであって

またことごとくそうではない


これ以上は言葉遊びの域をでない

私はこれを書くことをやめて

人生を謳歌するとしよう


海月よ、さようなら




2016/06/27 (Mon)

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