詩人:#聖
止まっていたんだ黒いままだったんだ俯いたら視界の上あたりをゆらゆら案外気持ちは前向いてんだよでも顔をあげるのは怖ぇんだよいつかは赤色でも染めてぇんだよいつまでたっても黒いままなんだよああでもいざとなったら切ればいいやそうさどの道切りたがられてるんだから怖ぇよでも前を向きたいんだよ蔑まれてるこの血と同じ色にでも髪を染めて歩いてみようか視線を独り占めして切ったことをたくさん後悔させてそのあと僕が僕を切ればいいたったそれだけさ