詩人:まとりょ〜鹿
視界や音すら
まともに感じとる事すら出来ない孤独。
まるでそこだけ止まって映った。
でも確かに今ここに
俺は包まれて居るんだな。
地鳴りやエンジンの鼓動がいつもとは違う。
当たり前なんだろうけど、今確かに俺は此処に居る。
かつて見る事すら珍しい“こっちの世界”
俺の体を絹がまとわりつくように暖かくて、
スローモーションで光が駆け抜けてゆく。
なぁ?お前ら、聞かせてくれよ。
あのストーリーの続きをよ。
今俺が感じているのが正しいストーリーの続きなら、
またこれは伝説となり、俺も溶けちまうんかなぁ?
なぁ?教えてくれよ。
そっちの世界も楽しいんか?
太陽と月と雲すらも混じり合ったその色は本当に綺麗なんかな?