詩人:清彦
交わす言葉など
実はさして重要ではないね
言葉の意味よりは恐らく
表情と仕草、感情を読み取るべきだ
情景を浮かべてごらん
全てにおいて背景は存在している
花柄のワンピースに麦わら帽子
風が吹いては夏の匂い
湿った暑さが喉を乾かすね
君が歩くたびに
世界もまた動いてるよ
君が瞬きで遮った刹那も
僅かに君は死に生まれ変わっている
細胞が見えるのかい?
進化の過程を信じるかい?
神様に祈るかい?
悪魔になってすべてを呪うかい?
もってこいの夜だよ
僕が喋る台詞は全て過去の引用
何かに操作された人形とも言える
全ての根源は実はキミさ
だってここは
キミの世界だろう?
僕は嬉しくてたまらない
何から何まで全て愛しいと
キミがキミをキミとして
存在している事が