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[32168] 瞳を開いて

詩人:孤 花

思い出そうとすればするほど
薄れていく夢の内容のように

すこし前の頃の私も
私に逆らって薄れていく

強い力が
体と目の前の道にかかって


捕われたのか
期待なのか

軌道に乗った先のことなんか
考えたことがなくて

ここから歩くために
瞳を開いていなきゃ


潰れても
立ち上がらなければいけないなら

潰れるのは面倒だし
やっぱり歩かなければ


飛ぶなんて事は今は考えずに。

2005/04/16 (Sat)
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