詩人:しゅんすけ
恋とは
狂おしい程に身を焦がし
この心を縛りつけ
あるはずもない妄想に
嫉妬する
貴方の足の爪のさきから
廿楽に乱れた髪の毛の
その細い一本まで
身悶えするほど愛しく
明日など
いや一分先すらも
貴方の前では色褪せてしまう
貴方に注いだ心血は
もうこの世の全てより重く
ここに化け物を作り出す
美しくなどないさ
唾液にまみれた
このおぞましい思いを
貴方はかわいいという
それだけで
それだけで
それだけで僕は
まさに天にも昇るほど
心地よくなれるのだ
それがきっと
恋なのだ
2005/05/17 (Tue)