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[43698] 未来のかけら

詩人:Tak

静かな町並みにカラスの声響く
歩きながら考えた君のこと
心から人を好きになれないと
泣いてた君をぎゅっとできなかった

今日が終わると同時に明日が始まる
微かな願いはまたきっと夕闇へと消える

手をつないで歩き出した
僕らは未来をずっと探してた
ただ愛しいだけじゃ見つからなくて
少し 悔しかった あの頃を思い出してた

静かな部屋の隅に悲しい闇
寝転んで考えた君のこと
胸が苦しくて涙が出なくて
からっぽになった僕の心

いつまでたっても変わらないままでいる
あとどれだけ日が沈めば変わるの?

手ぶらのまま走り出した
理由もなくただ足が動き出した
後ろを悔やむだけじゃ進めなくて
先を見つめてみた 夕日の向こう側を

日が落ちて 暗くなって
息切らして 気がついた
あの日描いた未来のかけらを
拾い集めなきゃいけないなって

2005/08/09 (Tue)
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