詩人:スヌスムムリク
「大丈夫?」
「よく頑張ったね。」
「つらかったね。」
「苦しかったね。」
「もう、いいんだよ。」
「ちょっと休憩しよう?」
素敵な、優しい、優しい言葉たち。
決して、自分へ向けることのできない言葉たち。
もしも、あなたが、
そのすばらしい優しさを、
自分にそそいであげることができないのなら、
周りの人に、分けてあげよう。
心の中に、隠しておかずに、
すべての人に、配ってあげよう。
もったいないよ…?
せっかくの素敵な気持ち、
あなたの都合でねじ伏せないで。
大丈夫だよ。
無くなるものじゃありません。
あなたのその優しさは、内から出せば出すほど、
どんどん増えていくから。
ぐんぐん成長していくから。
やがてそれは、大きくなって、
あなたを包み、守ってくれる。
一度放った不器用な優しさは、
不器用に、だけどたくさんの幸せを連れて、
あなたのもとへ帰ってくるよ。
不器用な人たち、大丈夫。
自分に優しくできなくてもいいの、最初はね。
みんなに優しさを配って、それをみんなで分け合おう。
ひとり残らず、わりあたるようにね。
みんな、集まれ。
優しい大きな輪をつくろう。