詩人:波瑠樹
あなたが綺麗だと触れてくれたから僕はあれ以来髪を切らなくなった‥蒸し暑くまとわりつく襟足が、前髪がむしろ熱情を駆り立てる‥僕の髪は黒い猫の気。まるでわずらわしく募る想いを代弁するかの様に僕の全てに絡み支配するんだ‥あなたの気紛れかあなたの悪戯か、今夜も僕はあなたに甘く 恋焦がれてる‥。