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詩人:きよたか
そして僕は何を考えただろう。
そして僕は何を伝えたいと願うだろう。
そして僕は何をしたいと願うだろう。
そして僕は何を考えるだろう。
そして僕は何をするのだろう。
そして僕は何をすべきだろう。
そして僕は何を聞くだろう。
そして僕は言うだろう。
それはつまり最後の言葉になるだろう。
しかしそれはこの世の本質からはズレているのだろう。
そして僕はそれを理解しているのだろう。
しかし僕は言うだろう。
しかしこれらはすべて、憶測の話であるからして、それは確定事項にはなり得ないだろう。
しかし僕は言うだろう。
おそらくそれは、至極普通で、多くの人間は、すでに聞き飽きてしまっている言葉なんだろう。
しかし僕は言うだろう。
なぜならそれは、ありきたりで有りながら、最も大切な言葉であるから。
だから僕は言うだろう。
それはきっと誰に向ける訳ではなく、しかし、全く知りもしない相手に向ける訳でも無い言葉。
それはきっと始まりの言葉。
だから
終わりの言葉にもしよう。
「ありがとう。」
を。