|
詩人:蓮花
丸の内ー日本橋ー兜町ー茅場町ー八町堀ー人形町ー神田ー大手町
頭の中でグルグル回る書類に書かれた漢字と数字
感情をかき消すように鳴りつづける電話のベル
汗と煙草の匂いが染みついた背広だらけの満員電車
湿気と熱気の曇りガラスの向こうに見える
しかめっつらの疲れた顔
あぁ わたしってこんな顔してたっけ
日本のオトナ達って大変なんだなあと
人込みをかき分けながら毎日思う
夢を忘れないで
自分らしさを見失わないで
本当は 心の底ではしがみつきたい言葉
現実では必要のない言葉
そんな自分も結局
このビジネス街の片隅で時間に追われてる