詩人:大示
隣の、あなたに背を撫でられた ただそれだけで、凍えた心暖まった少し顔赤らめて景色見るふりのとても照れ屋なあなたに心震えたいつもの駅で降りて行く猫背気味の後ろ姿を見送って窓越しで初めて目が合った 何故、今見つめるのずるいよ、あなた『ありがとう』も『好き』も言わせないままに独り、帰っていくの明日になれば、また会えるかしらいつもの車両で待っています