詩人:中村真生子
「ここが邪馬台国だったのでは」
とも言われている西都原古墳群。
広大な敷地の中に点在する
3世紀から7世紀にかけて築かれた
墳墓の数々。
その数311基。
日本最大の帆立貝形古墳と
九州最大の前方後円墳もここにある。
弥生時代の稲と鉄が築いた
富と権力のランドマーク。
1500年の時の経て
自然の一部と化した古墳を
時に荷物を積んだ馬が大地を陥没させて
その存在を明らかにしたという。
生い茂る夏草を
古墳につながれたヤギが
おいしそうに食んでいた。
2012/07/14 (Sat)