詩人:高級スプーン似
うまれてきたのは
いつだっけ
わすれるくらいに
まえだっけ
おくとかちょうとか
いわれても
ぴんとこないね
わかんないよ
ふかふかのへいわに
ねころんで
ぐずぐずぐずぐず
ないちゃって
かたくなに
じぶんをひていする
さとうのように
すいーとなむーん
も
わたしにあきれて
ゆくえしれず
きがつけば
あさに
そんなひがつづき
わたしはわたしを
きょうもきらう
あふれだすかじゅう
やさしさつまってる
しあわせなはずなのに
なぜなくの
いやなことがあっても
いいことつづきでも
わたしはかわらずに
めをはらす
どこかにいきたいの
ここではないどこかに
なやんだふりして
のぞんでばかりで
うごかないんだ
まったくもう
うごけないんだよ
いわせないで
きづけばたいようも
ここではないどこかへ
わたしはひとり
だれといてもひとり
そらのない
かこわれたばしょで
きょうもないている