詩人:まとりょ〜鹿
バカ女め
愛しそうに空見上げて
綺麗なんて微笑むんじゃねぇ。
間違いねぇ
今、俺の意識は
間違いなく異空を漂ってる。
綺麗なのは
あんただろって
顔に似合わねぇ事
言いそうになっちまってさ…。
目の前には
やたらでっかい
ブラックラブホール
待ち構えては
俺をみるみる吸い上げようとしやがって。
やべぇ
制御不能。
やべぇ
墜ちる。
俺を作った魂が
キシキシ音立てて
お前を離すなっ!って
疼いてやがる。
今から無限のホールに
身ぃ投げ出すから
お前は黙って
空見上げて
その戦艦が向かってくるのを
素敵ねって
笑っておくれや。