詩人:剛田奇作
アマゾンみたいな低い空の下無数の渡り鳥に急かされ息切れを覚えた真っ赤な夕日 地球を抑制する理性は豚のお面を付けて隠れ上手のつもり冬、切れたつま先をみつめるチンパンジー夏、歪んだ大陸を査定するペンギン今じゃバス停を作りすぎたせいでバスはやってこない生臭い人間の領域コカインの元になったのは八百屋で落としたコンドルのタマゴ 賞味期限は午後3時 海水、干上がる午後3時 地球が永眠る、午後3時