詩人:壬治
つながったひとつの空と大気は
多様な表情を同時につくってる
ここではまっ青に晴れてても
君のうえには雨が降る
ある国は凍えるほど寒いのに
別の国はうだるように暑いんだ
ふしぎな世界でぼくは生きてる
朝日がのぼるとき
地球の裏に夕日は沈む
あの星と月を眺めれば
どこかの誰かはおはようと言う
ふしぎな世界でぼくは生きてる
とおく離れた惑星に
知らない生命があるかもね
何億年も前の地球にも
色んなドラマがあっただろう
分からないことが多すぎるのに
なんとなく大人しくここで暮らしてる
ふしぎな世界にぼくは生まれて
ふしぎもなくふしぎな日常を
生きてるって気がした
ふしぎをふしぎと思わずにいたよね
本能が引き寄せてる運命、、
いまは雨ばかりうるさくて
いろんな声を聞き逃しそうになるけど
どこかできっと晴れ間も見えてる
絶対に光は射してるって
そう信じられるから
ぼくはまだ人生をつづけてる
ふしぎな世界にぼくらは生きてる