詩人:もとり
誠実な君はストレートに
土足で踏み込んで荒らしていく
親切そうな笑顔を振りまき
偽りの謝罪を前置きに
理想を押し付ける
常識 なんて
名前付けちゃってさ
正論を振りかざし
理想論ばかり並べ立て
さぞかし気持ちいい事でしょう
有り難迷惑
余計なお世話
今 陶酔しきってる君に
ぶつけたらどんな顔をするだろうね
だから君が嫌いなんだよ
猿でも分かる思考をただ垂れ流し
よかれよかれと思想を押し付ける
それが最善だと
自分の考えを信じて疑わない
そんな君は
ちっとも幸せそうではないけれど