詩人:ぽち
真夜中のドライブ君が呟く。『幸せになりたい』『お前と。』語りだす。ただあたしはうなずいた。うなずくだけで精一杯だった。うれしくて。涙が出た。恥ずかしがりのあなたが真剣に語った夜は霧が濃い夜だった。なにも見えない濃い霧の夜。二人の人生もこんな感じだよね?だけど怖くないよ。あなたがあたしの手を強く握ってくれるから。二人でいつか幸せな家庭を築こうね。