詩人:孤 花
割れた卵みたいだった背伸びのしようもなくて形も整えられなくてそんなだっただけど考えていたんだあなたのこと私のこと世の中のこといろんなこと役になんか立たないちっぽけでフツウの人に比べたら空っぽでだけど一生懸命考えていたんだいつもいつもあんなわたしが居た意味なんて小さな小さなことでも私はあの少女が嫌いじゃなかった痛ましいほど不器用で馬鹿馬鹿しいほど悩んでいるあのこをそんなわたしを