詩人:どるとる
いつでも見ている
見慣れた景色なのに
どこかが幸せで
どこかが悲しいね
そこにあるはずの幸せを当たり前と見過ごせばただの景色になってしまうね
だからもう一度
幸せということを思ってごらん
きっと違った景色が見えるはずだ
そこにある幸せなのに
見えないならば
まるでないもののように
放り出した幸せ
本当の幸せはゴミの山に埋もれてる
本当の幸せは道の隅に空き缶のように
転がってる
誰かに蹴られながら
あちこちヘコみながら
幸せはいつの間にか
欲望に汚されている。
2010/07/24 (Sat)