詩人:さみだれ
ビー玉の中に
取り残されたまま
いつもの言葉も
言えなくなったまま
アスファルトばかり
歩いていたら
死んでしまうかもしれないんだ
夜の部屋はさみしい
君の背中をさするよ
どこか遠くへ
行けたならと願うけど
ビー玉を覗けば
取り残された僕が
いつもの景色に
溶け込もうとしてる
目に見えないものまで
映そうと躍起になって
くたびれて眠るんだ
夜の部屋はさみしい
君の気持ちも変わってく
幸せってなんだろう
問いかけることも忘れて
僕ら混ざってるんだろう
ビー玉の中で
いつものように
約束して守るんだ
そうやって夜を越すんだろう