詩人:剛田奇作
好きな人に
腕が触れた
隠そうとする息切れ
力が抜けてく
頭が、黒目が
ぼわっとなる
心臓がづきんってなる
もっと、もっと、もっと
全然、足りない
君に泣き縋ったら、嘘でも僕を抱いてくれるだろうか
温かいなら偽りで充分
愛し合いたいなんて
言わないから
きっと、正しくはない
罪悪感じゃ救えない
傷つく準備はいつでもできてる
だから永遠の中の
君の一瞬を
僕に分けて
今すぐに
愛されようと悠長に努力できる心境ではないんだ
大人にはなれない
思考なんて
最初からどこにもない
2009/01/24 (Sat)