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詩人:lua
地面に落ちる雫の粒を
愛しく感じるのは
今がなんだか幸せだから
懐かしいのは雨の匂い
いつか見た傘の下から覗く景色
ぷちぷち咲いた紫陽花
曇り空によく似合う
すぐに水溜まりの心
泣き虫のあたしを
探してくれたのは
あなたでした
ときどき
怒ってくれました
困らせてごめん
たくさんのワガママも
いつもいつまでも
この気持ち、ずっとね
涙の雨じゃなく愛しさの雨を
この歌に乗せて降らせましょう、あなたに
雨は止まずに溢れて
あたしの声が枯れて歌にならなくなったら
笑顔で呼ぶわ
あなたの名前
夕闇が怖い夜には
一緒に寝てしまえばいい
夢の中でもきっと
出逢えると信じてる
いつかあなたの名前も
呼べなくなって
あたしはとても悲しくなって
冷たい雨が降り続いて
傘もさせなくなって…
けれどあたしは前を向けると
…ねぇ誓うよ
いつもいつまでも
この気持ち、ずっとね
憂いの雨じゃなく優しさの雨を
この歌に乗せて降らせましょう、あなたに
雨は止まずに溢れて
あたしの声が枯れて声にならなくなっても
離さないでいてね
MELLOW RAIN